ドアクローザーの仕組み
ドアクローザーの仕組みは意外と知られていません。ドアクローザーは、ドアを開けた際に生まれる力を内蔵されているバネに蓄積し、その力を利用しながら、同時に油圧を利用し開閉の速度を増減できるように設計されています。つまり、ドアクローザーの機能は油圧によってコントロールされているわけです。
ドアクローザーは、その基本構造から2つのタイプに分けることができます。「スタンダード型」はドアを押す反対側に取り付けるタイプで、アームはドアに対して垂直になります。一方「パラレル型」は、ドアを押す側に取り付けるタイプであり、アームはドアに対して平行になります。
また、ドアクローザーにも寿命というものがあります。ドアが急にバタンと閉まるようになったり、ドアクローザーから油が漏れているようになったら、寿命がきている可能性があります。このような状態ではドアクローザーは本来の機能を発揮することができなくなりますし、そのまま使い続けていると、ドアで思わぬ怪我や事故が発生する可能性があります。そうなる前に、新しいドアクローザーに取り替えるようにして下さい。
ドアクローザーには、素人でも簡単に取り付けられる「取替え用ドアクローザー」もあります。この製品は、メーカーや機種によって異なる取り付け用のねじ穴に対応できるものであり、とても便利なものです。